「医療法人が関わるサロン」と聞いて、どんな印象を持ちますか?
まつ毛エクステを検討するとき、多くの方が気にされるのは「デザインの好み」や「価格」だけではないはずです。「本当に安全なのだろうか」「もしトラブルが起きたときに相談できる体制があるのだろうか」という不安が、心のどこかに残っていることはないでしょうか。
FRAISEは2009年の創業以来、医療法人鳳應会グループとの連携のもと、医療の視点を日常的なサロン運営に取り入れてきました。とはいえ、「医療法人が関わる」という言葉は一見するとわかりにくく、「具体的に何が違うの?」と疑問に感じる方がほとんどです。
このコラムでは、一般的なまつ毛エクステサロンとFRAISEの違いを、衛生管理・安全基準・施術者教育・トラブル対応体制という複数の角度からていねいに説明します。「なんとなく安心そう」という感覚ではなく、根拠のある安心を持ってサロンを選んでいただけるよう、できるだけ具体的な内容でお届けします。
そもそも「医療法人」とはどのような組織なのか
まず前提として、「医療法人」という言葉の意味を整理しておきましょう。医療法人とは、医療法(昭和23年制定)に基づき、病院・診療所・介護老人保健施設などを開設することを目的として都道府県知事の認可を受けた法人です。株式会社などの営利法人とは異なる位置づけとなっており、社会的な公益性と高い説明責任が求められます。
日本には2024年時点で全国に約5万7千件の医療法人が存在していますが、その多くは診療所・クリニックの運営を目的としており、美容・サロン分野とかかわりを持つケースはまだ少数です。FRAISEが連携する医療法人鳳應会は、理事長を医師・近澤徹が務め、医療機関の運営を通じて培った衛生管理や安全基準のノウハウを、まつ毛エクステという専門分野に応用しています。
「監修」の中身は何か
サロン業界でも「医師監修」という表記を見かけることが増えました。しかし、その実態は「商品パッケージへの名義貸し」程度のものから、実際の施術プロトコルへの関与まで幅があります。FRAISEにおける監修医師・近澤徹の役割は、使用材料の安全性評価、施術手順のリスクアセスメント、トラブル発生時の医学的助言という、実務に直結した領域に及んでいます。監修が「名目」ではなく、日常的なサロン運営の判断基準として機能している点が重要です。
使用材料の安全性——何をどう評価しているか
まつ毛エクステに使用される材料は大きく分けて、まつ毛に装着する「エクステ本体(ファイバー)」と、接着に使う「グルー(接着剤)」の2種類です。このうち特に注意が必要なのはグルーの成分です。
グルーに含まれるシアノアクリレートについて
まつ毛エクステ用グルーの主成分は、シアノアクリレート系の接着剤です。速硬化性が高く施術精度を保ちやすい反面、硬化の際に微量のホルムアルデヒドを揮発する性質を持ちます。日本では、まつ毛エクステ用グルーに使用されるシアノアクリレートの濃度について業界自主基準が設けられていますが、法規制として明確な上限値が定められているわけではなく、製品選定はサロンの判断に委ねられているのが現状です。
FRAISEでは、採用するグルーの選定に際して監修医師の医学的評価を経るプロセスを設けています。成分表示・安全データシート(SDS)の確認はもちろん、長期使用における皮膚・粘膜への影響リスクの観点からも検討を行っています。また、硬化速度の異なる複数種のグルーを用途に応じて使い分けることで、揮発量のコントロールにも配慮しています。
エクステ本体の素材と品質基準
エクステの素材として流通しているのは主に合成繊維(ポリエステル系)で、製品によって品質のばらつきがあります。FRAISEでは、繊維の均一性・コーティング剤の種類・染色方法などを基準に定め、医療的観点から問題のない素材のみを使用しています。「良さそうな製品」という感覚的な選定ではなく、成分情報を確認したうえでの採用という工程を踏んでいます。
衛生管理の実態——医療基準を取り入れた施術環境
まつ毛エクステサロンに対する衛生管理の法的義務は、現在のところ生活衛生関係の法令(「理容師法」「美容師法」)の直接の適用外となっており、業界全体としての衛生基準は各サロンの自主的な取り組みに依存している部分が少なくありません。だからこそ、どのような基準を持つかがサロンの本質を表すといえます。
器具の消毒・滅菌プロセス
施術に使用するピンセットやトレイなどの器具類は、施術ごとに消毒処理を実施しています。FRAISEで採用しているのは、医療機関でも使用される消毒液(グルタラール系またはフェノール系の器械消毒液)を用いた浸漬消毒で、接触時間・濃度・保管方法まで手順書に明記しています。「一応アルコール拭き」という曖昧な対応ではなく、消毒効果が確認できる手順を踏んでいます。
施術空間の管理
FRAISEは全施術を完全個室で行います。個室制には「プライバシーが守られる」という利点だけでなく、空間ごとの汚染コントロールという衛生上の意味もあります。開放型の空間では、隣の施術ブースから漂うグルーの揮発成分や、施術者・お客様の往来による塵埃の影響を受けやすくなります。完全個室の環境では、換気・清掃・消毒を区画単位で管理でき、施術ごとのリセットが徹底できます。
施術者自身の衛生習慣
施術者(アイリスト)の手指衛生も重要な要素です。FRAISEでは、施術前の手洗いと手指消毒を義務づけるとともに、施術者の健康状態に異常がある場合の対応フローも設けています。医療法人グループとの連携により、感染予防の観点からの指導を継続的に受けていることも、一般サロンとの違いのひとつです。
施術者の教育と技術水準——「資格」の外側にあるもの
まつ毛エクステ施術は、現行法では医療行為に該当せず、特定の国家資格は不要とされています(2008年の厚生労働省通知以降、美容師資格保持者による施術が望ましいとされていますが、強制規定ではありません)。つまり、資格の有無だけではサロンの技術水準を測ることはできないのが現状です。
FRAISEが重視する教育の内容
FRAISEでは、技術教育のカリキュラムに医学的な知識を組み込んでいます。具体的には以下のような内容が含まれます。
- 眼周囲の解剖学的知識:まつ毛の生えている毛包の構造、皮膚のバリア機能、涙腺・マイボーム腺(まぶたの脂腺)との位置関係などを学ぶことで、施術が目の健康に与えうる影響を理解します。
- トラブルの分類と初期対応:発赤・かゆみ・腫脹などの症状がどのようなメカニズムで起こるかを理解し、接触性皮膚炎とアレルギー反応の違いなど、一次対応として何をすべきかを判断できるよう訓練しています。
- 禁忌(きんき)事項の把握:アトピー性皮膚炎・眼疾患の既往・特定の薬剤使用など、施術を慎重に進めるべき条件を把握し、カウンセリング時に適切に確認できるスキルを身につけています。
- グルー取り扱いの安全手順:グルーの保管温度・開封後の使用期限・揮発成分に対する換気手順など、素材の化学的特性を踏まえた取り扱い方を習得しています。
これらの教育は、監修医師からの医学的知見の提供を受けながら定期的に更新されます。「17年の経験があるから大丈夫」という慢心ではなく、学び続ける体制を維持することがFRAISEの姿勢です。
カウンセリング能力への投資
技術と同等に重要視しているのが、カウンセリングの質です。お客様の目の状態・生活習慣・過去のトラブル歴を丁寧にうかがい、施術の可否や適したデザイン・材料の選択につなげます。このプロセスは、一般的なサロンでは「デザイン相談」にとどまることが多いのに対し、FRAISEでは医学的リスクの事前評価という意味合いも持っています。
FRAISEがお客様に約束できること——透明性と継続的な関係
これまでお伝えしてきた内容を踏まえて、「では、FRAISEに行くと具体的に何が違うのか」を整理してお伝えします。私たちが大切にしているのは、「安心」を抽象的な言葉にとどめないことです。
来店前:情報公開と事前説明
FRAISEでは、使用する主要材料の成分概要・消毒プロセス・施術禁忌の基準について、ご希望のお客様には詳細を説明できる体制を整えています。「どんな接着剤を使っているのか」「皮膚に問題がある場合でも施術できるのか」という疑問に対して、根拠とともに答えられることが私たちの誠実さの表れだと考えています。
施術中:変化への即時対応
施術中に何らかの違和感(目の刺激感・かゆみ・発赤など)が生じた場合、FRAISEでは施術を中断する判断を施術者が迷わず行える環境があります。「せっかく来ていただいたから続けてしまおう」という判断は、医療的観点からは誤りです。中断の判断基準を明確化し、施術者が委縮せずに動けるようにしておくことも、医療法人グループとの連携によって実現できる仕組みです。
施術後:トラブル時の連携体制
まつ毛エクステによるトラブルが発生した場合、一般サロンでは「皮膚科に行ってください」と案内するだけで終わることが少なくありません。FRAISEでは、医療法人鳳應会グループとの連携により、施術後に問題が生じた際のサポート体制を持っています。施術記録(使用材料・グルーのロット・施術日時など)を適切に保管し、医師への情報提供が円滑に行える状態を維持しています。
継続的な関係という価値
FRAISEが目指すのは、1回の施術で終わる関係ではありません。お客様が長期にわたって安全にまつ毛エクステを楽しめるよう、自まつ毛の状態の変化・体調・ライフステージの変化に寄り添った提案を続けることが私たちの役割だと考えています。「親切・丁寧・納得」という創業以来の哲学は、17年を経ても変わることなく、私たちの日常的な行動の基準になっています。
完全予約制・完全個室という環境は、こうした継続的な関係を築くための土台でもあります。施術のたびに担当者が変わり、カウンセリングが毎回ゼロからになるのではなく、蓄積された情報とコミュニケーションの上に次の施術が成り立つ。そのような関係性が、本当の意味での安心につながると私たちは信じています。
FRAISE Note
「医療法人が関わるサロン」という言葉は、一見するとかたく感じられるかもしれません。でも私たちが伝えたいのは、難しい話ではなく、「もしものときに頼れる体制がある」「使っている材料の安全性を説明できる」「トラブルが起きても一人で不安を抱えさせない」という、ごくシンプルな安心です。医療法人鳳應会グループのサポートのもと、FRAISEはその安心を具体的な仕組みとして日々の施術に落とし込んでいます。
「自分の目の状態でエクステは大丈夫?」「過去に違和感を感じたことがある」「どんなグルーを使っているか知りたい」——そんな疑問や不安があるときは、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。札幌・北24条(1号店)と円山(2号店)の2店舗で、完全個室・完全予約制にてお待ちしています。あなたの目元の状態を丁寧に確認しながら、長くご一緒できる関係を、FRAISEは大切にしていきたいと思っています。