17年間、同じお客様に通い続けていただけるということ
FRAISEは2009年の創業以来、2026年で17周年を迎えました。長い年月のなかで、私たちがもっとも深く感謝していることのひとつは、「開業当初からご来店くださっているお客様が、今もここにいてくださる」という事実です。
まつ毛エクステは、一度試してそれきりという体験ではなく、定期的なメンテナンスを繰り返しながら「自分のまつ毛と長くつき合っていくもの」です。だからこそ、長くご愛顧いただくお客様と短期間で離れてしまうお客様のあいだには、何か決定的な違いがあるのではないかと、私たちはずっと観察を続けてきました。
この記事では、17年間の現場で気づいた「長く通い続けるお客様が自然と実践していること」を、サロンスタッフとしての視点と、医療法人鳳應会グループの監修医師・近澤徹先生の医学的な知見を合わせてお伝えします。技術的なハウツーではなく、「考え方・習慣・サロンとの付き合い方」という角度からお話しするのがこの記事のねらいです。
「育てる」という感覚を最初から持っている
長くご来店いただくお客様に共通してよく聞かれる言葉があります。それは「まつ毛を育てながらエクステを楽しんでいる」という表現です。これは単なる言葉の選び方の違いではなく、まつ毛エクステとの根本的な向き合い方の違いを表しています。
「消費」ではなく「共生」の視点
まつ毛エクステを「消費するもの」として捉えると、施術後にエクステが抜けることがストレスになりやすく、「すぐ取れた」「持ちが悪い」という不満につながりがちです。一方、「自まつ毛と共生するもの」として捉えているお客様は、エクステが自然に抜けるタイミングを毛周期のリズムとして理解し、それを前提にスケジュールを組んでいます。
まつ毛にはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれる成長・休止・脱落の繰り返しがあり、通常1本のまつ毛が生え変わるまでの周期は約3〜4ヶ月とされています。エクステが「自然に減ってくる」のは、このサイクルに沿って自まつ毛が生え変わっているためであり、施術の質や接着剤の問題ではないケースがほとんどです。長年通われるお客様は、この知識を早い段階で理解され、エクステが減ってきたことを「毛が育っているサイン」として受け取る方が多いと感じています。
最初のカウンセリングで「ゴール」を共有している
長くお付き合いのあるお客様の多くは、初回のカウンセリング時から「今後どんな目元でいたいか」という方向性を率直に話してくださいます。「半年後に結婚式があるから、それまでに自まつ毛を整えたい」「毎日メイクに時間をかけられないので、ナチュラルに整った状態を維持したい」といった具体的なゴールを持っていることで、私たちも施術設計の一貫性を保てます。これは単なる希望の伝達ではなく、サロンとお客様が同じ地図を見ながら歩むための出発点です。
目元のコンディションを「自分でモニタリング」している
長くご来店いただくお客様の多くは、日常的に自分の目元の状態を観察する習慣を持っています。エクステの本数が減ってきたかどうかだけでなく、まぶたのくすみ・乾燥・かゆみ・刺激感といったわずかな変化にも気づき、次回の来店前にスタッフへ伝えてくださいます。
サロンに来る「前」に気づいていること
目元は皮膚が薄く、体調や季節・ホルモンバランスの影響を受けやすい部位です。たとえば、花粉症の時期にはアレルギー性結膜炎によって目元が敏感になりやすく、また乾燥が進む冬場はまぶた周囲の皮脂分泌が変化し、グルーの密着力に影響が出ることもあります。監修医師の近澤先生も、「目元の皮膚は顔全体の中でも特に薄く、環境変化に鋭敏に反応するため、日常的なセルフチェックがトラブル予防の第一歩になる」と指摘しています。
長くご来店いただくお客様は、こうした体内・体外の変化を自覚し、「最近目元がかゆい気がするので接着剤について相談したい」「スキンケアを変えたのでグルーの持ちが変わったかもしれない」という情報をカウンセリング時に自ら共有してくださいます。この情報の双方向性が、サロン側の対応精度を大きく高めます。
記録という小さな習慣
なかには、施術日・使用デザイン・その後の経過をメモや写真で記録されているお客様もいらっしゃいます。「前回より少し本数を増やしたら重さが気になった」「このデザインのときに持ちが良かった」という過去との比較ができることで、施術の再現性と改善がしやすくなります。すべての方に勧めるものではありませんが、続けることを楽しまれている方の多くが、こうした「自分だけの記録」を持っていらっしゃいます。
メンテナンスのタイミングを「感覚」ではなく「周期」で決めている
「いつ来ればいいかわからない」という声は、まつ毛エクステを始めたばかりの方からよく聞かれます。一方、長くご来店いただくお客様の多くは、来店周期を自分のライフスタイルに組み込んだルーティンとして定着させています。
「抜けてから来る」ではなく「抜ける前に来る」
一般的にまつ毛エクステのメンテナンス(リペア)は、施術から3〜5週間を目安に行うことが推奨されています。これは、毛周期に合わせた自まつ毛の入れ替わりが起きるタイミングと、グルーの経年変化が重なるためです。エクステが極端に減った状態でリペアを行うと、ベースとなる自まつ毛の本数が少なくなっており、施術できるエクステの量も限られます。
長年通われるお客様は、エクステが「まだ十分にある状態」でご来店され、スタッフが理想的な本数・バランスを保った状態で施術できるため、毎回の仕上がりが安定しやすいという好循環が生まれています。「来店のたびに一から整える」のではなく、「常に8割程度の状態を維持する」という考え方です。
予約は「次のイベント」から逆算して入れる
旅行・結婚式・同窓会・大切な仕事のプレゼンなど、「ここぞ」という日のために逆算して予約を入れる習慣も、長期継続のお客様に多く見られるパターンです。目元の状態は当日だけ整えようとしても難しく、最低でも1回前の施術から計画的に整えることで、当日の仕上がりが安定します。FRAISEでは完全予約制のため、こうした計画的な来店スケジュールに対応しやすい環境を整えています。
「何でも話せる場所」としてサロンを使っている
17年間で感じてきたことのなかで、私たちがとくに大切にしたいと思っているのが「コミュニケーションの質」です。長く通い続けてくださるお客様は、施術の場をただ「きれいになる時間」ではなく、目元に関するあらゆる疑問や不安を率直に話せる場所として活用されています。
「聞かないこと」がトラブルになることがある
まつ毛エクステに関するトラブルの多くは、初期段階での小さな違和感が放置されたことで大きくなるケースです。「少しかゆいけれど、たいしたことないと思っていた」「乾燥しているのかなと思って様子を見ていた」という状況が、実はグルーの成分への反応であったり、まぶたの皮膚炎の兆候であったりすることがあります。
医療法人鳳應会グループのサポートのもと、FRAISEでは医師監修体制を整えており、スタッフが「これは皮膚科的な診察が必要かもしれない」と判断した場合には、適切に医療機関への受診をお勧めする体制をとっています。長年通われるお客様がこうしたトラブルを回避できているのは、わずかな違和感を「次の来店のときに話そう」ではなく、気づいたタイミングですぐにサロンへ連絡くださる習慣があるためと感じています。
「なりたいイメージ」を言葉にすることを楽しんでいる
長くご来店いただくお客様は、「お任せします」という信頼の言葉の一方で、「最近こんな写真を見てこのデザインが気になった」「年齢とともに目元が変わってきたので印象を変えてみたい」という変化への意欲も積極的に話してくださいます。アイリストとしての私たちは、そのご要望を技術に落とし込む役割を担っていますが、同時に「今の自まつ毛の状態でどこまで実現可能か」という現実的なすり合わせも行います。この対話の積み重ねが、長期的な満足感につながっていると私たちは考えています。
完全個室だからこそ話せることがある
FRAISEが完全個室・完全予約制を採用しているのは、プライバシーの保護だけが目的ではありません。施術中に「実は目元がかゆくて」「アレルギーがあって」「以前他のサロンで嫌な経験があって」という繊細な話をしやすい環境を整えるためでもあります。他のお客様の視線や声が届かない空間で、1対1でじっくり話せることが、安心して通い続けてもらうための基盤になっていると感じています。
「FRAISE と一緒に育てる」という関係をFRAISEはどう考えているか
17年間の経験から私たちが確信していることがあります。それは、長く続く関係は、技術だけでは作れないということです。施術の精度・使用する素材の安全性・清潔な環境は、サロンとしての基本的な責任であり、私たちは常に高い水準を維持するよう努めています。しかし、お客様との長いお付き合いは、それ以上の何か——信頼・対話・継続性への敬意——によって育まれます。
「親切・丁寧・納得」はスローガンではなく実践
FRAISEが創業以来変わらず掲げてきた哲学は「親切・丁寧・納得」です。この言葉は壁に貼るためのものではなく、毎回の施術・カウンセリング・アフターフォローの場面で実践するためのものです。「なぜこのデザインが似合うのか」「なぜこの本数が今の自まつ毛に適しているか」を丁寧に説明することで、お客様自身が「納得して選んでいる」という感覚を持てるようにしたい——その積み重ねが、17年という時間をつくってくれたと感じています。
変化を一緒に楽しめるサロンでありたい
お客様の年齢・ライフスタイル・健康状態・好みは、時間とともに変わっていきます。20代のときに好んでいたデザインが、40代では違和感になることもあります。妊娠・出産・更年期といった体のターニングポイントで、まつ毛の状態が大きく変化することもあります。そうした「変化のフェーズ」に寄り添い、そのときのお客様に最も合った提案ができることが、私たちが目指す長期的な関係の姿です。
長く通い続けてくださるお客様は、私たちに変化を教えてくださいます。そしてその変化に応えようとする過程で、私たちのアイリストとしての技術と感性も磨かれていきます。これは一方的なサービスの提供ではなく、お互いが育て合っている関係だと、FRAISEは考えています。
これからまつ毛エクステを始める方へ
この記事を読んでいただいている方のなかには、まつ毛エクステをまだ体験したことがない方、あるいは過去に試したけれど続けられなかった方もいらっしゃるかもしれません。続けることに難しさを感じた経験があるとしたら、その理由の多くは技術や体質ではなく、「合ったサロンと出会えていなかった」「情報が足りなかった」ことにあるケースが多いと感じています。
まつ毛エクステは、正しい知識と適切なサポートがあれば、多くの方に長く楽しんでいただけるものです。まずは一度、何でも話せる場所としてFRAISEのカウンセリングを活用していただければと思います。北24条の1号店、円山の2号店のどちらでも、丁寧なカウンセリングからスタートいたします。
FRAISE Note
17年間、FRAISEに通い続けてくださったすべてのお客様が、私たちの先生です。「また来たよ」と扉を開けてくださるたびに、「この関係を大切にしたい」という気持ちを新たにしています。医療法人鳳應会グループのサポートのもと、私たちは医師監修体制のもとで安全と品質を守りながら、「親切・丁寧・納得」の姿勢を一施術ごとに丁寧に実践していきます。
初めてのご来店も、久しぶりのご来店も、長年通われているお客様も、どうぞ気軽にスタッフへお話しください。目元のこと、まつ毛のこと、体調のこと——どんな小さなことも、私たちにとっては大切な情報です。完全個室のカウンセリングルームで、あなたのペースでお話しいただける時間をご用意してお待ちしています。